SEOの話-サマリをフローに則ってつくってみよう
前回に引き続きSEO。今回はサマリについて掘り下げていきます。
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さて、前回はキーワードの話をしました。
ワード選択基準
①検索数が多い
②競合の多い/少ない
③強み(安いとか、大手とか)
(④売り上げ)
サマリ設定のために、まずは前回の施策サイクルについて踏み込んでいきます。
<SEO施策サイクル>
①設計
キーワード、サマリー、カテゴリなど
②内部施策
HTML/CSS、リンク構造
③外部施策
インバウンドリンク、メディア、プレスリリース
④効果検証
順位測定、アクセス解析、サーチコンソール(グーグルにとっていいかわるいか)
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①設計
(1)キーワード設計
ビッグワードとスモールワードについての理解が必要です。
検索数やニーズ、コンバージョンの重要度の大きさに目を付けて設定していきます。
たとえば「渋谷区」「新宿」「居酒屋」など、ポピュラーなワードは検索されやすいですが、
めっちゃくちゃ専門用語とか、たとえば居酒屋ならメニューの名前とかはそんなに検索されません。
前回挙げた無料ツールを使用して、適切なキーワードを設定する必要があります。
(2)サマリ設計
<meta description>のタグのことです。今回のメインはこれ。
めっちゃ大切なルールがあるので覚えてね
○50-100文字程度
○キーワードを使って内容をざっくり表す文章
○文章の真ん中くらいにキーワードを配置
○検索結果画面に表示されるのでクリックしたくならないと意味がないよ
○サイト内で重複しない
つまり100ページあるサイトなら、100通りの重複しないサマリが必要なんです。
でも手を抜いちゃダメだそうなので、ここは気合入れていきましょう。
サマリを考えるとき、たとえば飲食店なら、
お店選びをするときのお客様の、
嗜好、タイプ、シチュエーションは違います。
まずはお店のターゲットがどんなお客さんなのかを考える必要があります。
そのお客さんに合わせてサマリを設定することが大切です。
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【演習】
飲食店の紹介文(サマリ)を考えてみます。フローに則ってやってみましょう。あくまでも例です。しかしこのやり方、間違いありません。
①お店に来るお客様の主な利用シチュエーションは?
接待、誕生日、記念日、デート 等
②そのお客様の特徴は?
少人数、本物志向(こだわり)、雰囲気重視
③そのお客様は、何を求めて来店するでしょうか?
豊富な日本酒、銀座の夜景、親切な接客、高級感、
特別感、落ち着いた個室、新鮮な旬の魚
ではこの中で、まずお客様に伝えたい情報を、具体的にブラッシュアップしていきます。
落ち着いた個室
→少人数でくつろげる完全個室
新鮮な旬の魚
→毎朝仕入れの天然鮎
豊富な日本酒
→利き酒師が選んだ日本酒の数々
銀座の夜景
→高層から銀座の夜景を一望できます
ここまできたら、表現の軸を設定していきます。
④どんなイメージでお店を伝えていくのか?
いくつかやりかたがあるみたい。
流行型・・・人気の、話題の
高級型・・・贅沢に使った、選び抜かれた
限定型・・・○○限り、今夜だけ
適時型・・・GWは、土用の丑の日は
価格型・・・通常○○円が○○円に
レア型・・・幻の、新登場
解決型・・・空室あります、人数変更できます
これを軸に、文章に起こしてみましょう。
⑤イメージがわき易いように具体的な表現にしてまとめる。
「高層から銀座の夜景を一望しながら、少人数の完全個室でくつろげるシート。毎朝仕入れの天然鮎と、利き酒師が厳選した日本酒の数々が楽しめるお店です。誕生日、デート、接待にいかがでしょう。」
まだまだこれだと60点にしかならないそうですよ。
次回は、お客さんに響く文章の作り方について書いてみます。